祇園ホステス ミチルの日記
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ご無沙汰しております

長い間ブログの更新を怠ってしまい申し訳ありません。

実はこの夏から自分なりに勉強したかったことがあり、

昼間の講義を受講しています。

もう少ししたら終わりますがまた徐々に頑張っていきたいと

思います。

お休みしている間にもたくさんの方が読者になっていただいたり、

コメントを書いていただいたのにお返事できてないことを

お詫びいたします。

懲りずにこれからもよろしくお願いいたします。


                           ミチル

お客様との会話を大切に・・

「お客様の目線」で見る、考える、ということは以前にも


書きましたがすごく大事なことだと思います。


この業界に長くいると、わかったようなつもりになっている


ことが実はホステス側、お店側の論理であり、お客様側の


気持ちではない・・・ということが結構あるような気がします。


やはりお客様の気持ちを知る・・ということについては


いつも考えていなければいけないですよね。


私は、親しいお客様との同伴の時に様子をみながら、


会話を持っていくようにしています。


「最近楽しいお店はどこですか?」・・というような


質問をすれば、いろいろなお話が聞けることが多いです。


そう、お客様の生の声を聞く、お客様側の情報を得る・・


という努力も大事なことだと思います、


この業界はいわゆるマーケティング、市場調査・・というと


大げさかもしれませんが、あまり力がはいっていない業界の


ような気がします。


幸い私はいろいろなお話を聞かせてもらえるたくさんの


お客様に恵まれて、このようにブログでも書くことができて


うれしく思っています。


やはりお客様の思っておられる、感じておられることを


少しでも知ることができて少しでもそれに応えることが


できればいいお付き合いを続けることができます。


もちろん、お客様の思っていらっしゃることすべてに応える


ことはむずかしいですが、自分なりに消化して、なるほど・・


と思えることができればいいですね。


仕事はしっかりとしているつもりでも、お客様の気持ちを


知る、目線で考える・・・という意識を持って仕事をしないと


よりよい方向に成長できないのではないかなと思います。


お客様とホステスの関係


お客様とホステスの関係はすごく微妙な関係です。


お客様の気持ちとホステスの気持ちが同じ・・・


などということは少ないケースかもしれません。


いろいろなカップル(お客様とホステス)がいます。


・ホステスに夢中のお客様


・ホステスをなんとか口説こうとしているお客様


・ホステスに気に入られようとしているお客様


・ホステスを気に入っているようで実はそうでもないお客様


・担当ホステスに飽きてしまっているお客様


・お客様に気があるホステス


・そのお客様を切りたがっているホステス(逆もあり)


・もうつきあっていると勘違いしているお客様


・すごくいいお客様なので大事にしたいと思っているホステス


まだまだいろいろなケースがあるでしょう。


このようにホステスの立場からすれば、ほんとにいろいろな


パターンのお客様と接客していかねばなりません。


このような複雑なパターンを上図にこなせるようになってこそ


レベルの高いホステスと言えるのでしょうね。


でもそれぞれのお客様への対応を完全にパターンを変えて


接客をする・・・というのはむずかしいし、ぼろも出てくる


のではないかな・・と思います。


私は自分自身は出きるだけ変えないように、自分の本質的な


部分はいつもいっしょであるように心がけています。


この方が自然で疲れないし、お客様の信頼も得られると


思います。


ただいろいろなお客様との接客は自分の本質は変えなくても


「接客術」という技術的な面でホステスはいろいろな武器?


が必要だと思います。


でもこの「武器」はたくさんの経験を経て身についてくるもの


です。


ホステスは自分に合ったお客様と接客できれば楽で


楽しいでしょう。


でもいろいろなお客様、やりにくいお客様、嫌なタイプの


お客様とホステスの関係はすごく微妙な関係です。たくさん


接客してこそ自分のレベルも向上していきます。


最近は経験の浅いホステスが安易に好き嫌いをスタッフに


伝えているのを目にすることがあります。


確かにどうしても無理・・というお客様はいらっしゃるかも


しれません。相性ということもあるでしょう。


でもそのお客様にはだれかがお相手をしなければなりません。


自分の力を伸ばすために・・・というプロ意識があれば


安易に「いや」という言葉は出てこないのではないかと


思います。

風邪

今週は久々に風邪をひいています。


火曜日はもどしてしまいました(多分飲んだことが原因ではありません)。


おまけに変な体勢をしたため足がつってしまいました(笑)。


昨日は寒気がしてタオルケットにくるまって寝ていました。


きっと明日は熱がでる・・・と思っていたのですが、


のどが痛いのとだるさだけの症状ですんでいます。


原因は月曜日の夜のラスト近くにいらっしゃったお客様が


ワイン等をたくさん注文され、たくさん飲んでしまった私は


あまり記憶のないまま帰宅、目が覚めたときはエアコンが


冷えすぎて寒い状態でした。


酔って帰ってもあまりこのようなことはないのですが、


反省です。


なんとか明日からはは元気になれそうです。


やはり日頃から体力をつけて、回復力のある体にしておかねば


いけませんね。

お客様と密着・・・

ホステスはお客様の接客が仕事です。


お店の中ではいい接客をしようと日々頑張っています。


その中で、お客様との密着度の高い光景を目にする時が


あります。


腕を組む、手をにぎる、密着度の高い座り方をする、


体に触れる、触れられる、ほっぺにキスをする・・・・・


まあ、いろいろあると思います。


お客様やホステスがお酒を飲みすぎて酔っ払ってしまっている


時もあるでしょうし、その時のシチュエーシヨンということも


あるでしょうが、あまりやりすぎるのは気をつけた方がいいですね。


ホステスにとってお客様は一人だけではありません。


他の席に大切なお客様がいらっしゃることも多いのです。


また、可愛いホステスがいるな・・と違う席から見てくださっている


お客様がいらっしゃるかもしれません。


そのような中で過度?な密着はその席のお客様は喜ばれる?


かもしれませんが、他のお客様はあまりいい印象は持たれない


でしょう。


単純に「焼きもち」といっていいかはわかりませんが、


それに近い感情をお客様は持たれると思います。


ホステスにとって怖いのはお客様にマイナスポイントを知らず


知らずのうちに心に刻まれることです。


確かに飲みすぎて・・ということはあるでしょうが、見ている


お客様はそのようなことはあまり考えてはくれません。


自分にとってプラスななることマイナスになることを


頭に入れて仕事をしないといけませんね。


鉄は熱いうちに・・・

新しいお客様に気にいっていただけることはありがたくて


うれしいことですね。


若いホステスに多いのですが、せっかく気に入っていただ


いているのに、営業をほとんどせずに受身なホステスが


います。


決して無気力でやる気がない・・というわけではありません。


でも新しいお客様をしっかりつかむには、気に入ってもらった


時が一番つかみやすく、やりやすいのです。


その時に自分の良さをアピールし、上手な営業をして


出きるだけ時間を共有し、ほんとに良いお客様になって


もらえるように頑張らなければいけません。


あまりにも受身なのでこちらから言うこともあります。


「Cちゃん、Gさんにはご飯とかお願いしてるの?」


「いえ、してないです。電話もないので・・」


「え、何でしないの。せっかくCちゃんのこと気に入って


 もらってるのに、すぐにしてみなさい。」


結果は・・・すぐに同伴が決まりました。


Cちゃんは喜んでいます。


喜んでいる姿を見るのはうれしいのですが、こちらは


疲れがどっと出る気分です。


お客様をつかむ・・というのはそんなに簡単なことでは


ありません。


頑張っても報われないことも多いのです。


でもお客様から先に気に入っていただける・・・という


チャンスを逃すようではこの世界では生きていけないと


言ってもいいでしょう。


タイミングとは恋でも何でもそうですが、すごく大切なこと


だと思います。


「鉄は熱いうちに打て」 これは忘れないようにしたいですね。



臨機応変

私が好きな言葉・・というか生きて行く中ですごく大事なこと・・


という意味で「臨機応変」という言葉があります。


言葉の意味はみなさんもご承知のように、状況に応じて


適切な対応をする・ということです。


仕事をしていく上でルールやマナー、やっていいこと、悪いこと、


いろいろな決まりごとがあると思います。


その一つ一つは確かに守らなくてはいけないことだと思いますが


私は、「決まりごとに絶対はない」と思っています。


よく、「これは絶対に********」というようなことを聞きますが、


私はひねくれているのか、「それではいけない時もある」・・と


考えてしまいます。


もちろん自分本位や、和を乱すようなことをしては本末転倒ですが


しっかりとその状況を判断し、このケースではこうすることが


ベストである・・と判断して対応をすることは大事なことだと


思います。


言われたことを守る・・・ということは当たり前のことですが


物事を自分で判断し、適切な対応を取ろうという気持ちは


常に持っていたいものですね。


マニュアル人間にはなりたくはありません。


誕生日の営業メール

ホステスは自分の誕生日は大切なイベントです。


たくさんのお客様に来ていただけるか、売上が上るのか、


たくさんのお花がくるのか、内心心配するものです。


誕生日が近づくと、担当のお客様や懇意にしていただいている


お客様に営業をかけます。


ここまでは当たり前のことなのですが、最近、特に若い


ホステスの誕生日の営業メールに対するお客様からの


お叱りを耳にすることがあります。


私とお客様との会話です。


「ミチル、お店のW子ちゃんは来週誕生日みたいだね。」


「あら、よくご存知ですね。」


「ああ、昨日W子ちゃんからメールが来たんだよ。」


「え、そうなんですか?」


「うん、誕生日なんでお花を贈ってほしいってメールだよ。」


「・・・・・・」


「私はW子ちゃんとは今年になって一度も席で話したことも


 ないし、普段メールのやりとりなんてないんだよ。」


「誕生日の営業を頑張るのはいいが、メールアドレスを


 知っているからといって、つきあいのないお客さんにまで


 無差別にお願いするのはちょっと品位に欠けるね。」


「はい・・その通りだと思います・・・。」

このような会話でした。


このお客様は、私はもちろん、ママやチーママ、仲のいい


ホステスの誕生日には必ずお店に来ていただいたり、


お花を忘れずに贈ってくださいます。

問題はこのお客様に対して仕事もしていないホステスが


「お花を贈ってください」というようなお願いをいきなり


メールでしたことです。


お客様からすれば、このようなメールが来たこと自体が


不快でしょうし、このホステスの誕生日にお店に顔を


出すことも不快でしょう。

やはり、お客様に対していいお仕事をして、仲良くして


いただく。そして、上手な甘え方をする。


この順番を間違えると、いいホステスになれないどころか


お店や、担当のホステスに迷惑がかかることもあるかも


しれませんね。

まず、いいお仕事をする。気配りをする。


スタートはこれから始めないと結果はついてこないでしょう。


うそも方便・・

この業界、「うそ」はなしでは生きてはいけません(笑)。


うそにもいろいろありますよね。


・自分の年齢


・住まい


・彼氏がいる、いない(未婚、既婚)


・スケジュール


「うそ」というのはついてはいけないものなのでしょうか?


ホステスにもいろいろな考えの人がいると思います。


私は「うそ」はありだとは思いますが、自分の信念や考え方・・


というと大げさですが、そういったものについては「うそ」は


ついてはいけないと思っています。


もちろん、「私の考えはこうだ!」などとつっぱるつもりは


まったくありませんが(笑)。


でもお客様のお相手をさせていただいていると、ほんとは


こうだけど、こういってお断りした方がいい・・ということが


多々あります。


ただ、みえみえの営業まるだしのような断り方はいかがかとは


思いますが。


ホステスの私がこんなことを言ってはどうかなとは思い


ますが、ホステスの中には簡単にうそをついてしまう


人もいます。


そういうホステスは何度も接客してしゃべっていると


ある時矛盾がでてきたりして、お客様も感ずいてしまう


ことがあります。


これではいいお仕事はできません。


うそでもできるだけ愛情のある?「うそ」をつきたい


ものですね。


油断

いいお客様の担当になったり、懇意になれたりしたら


ほんとにうれしいものです。


このお客様を大事にしよう、頑張ろう・・という気持ちが


湧いてくるものです。


その気持ちはほとんどのホステスは持っているはずです。


そしてその通り頑張ります。


反対のそれを見ている、感じているお客様は、


このホステスはいいやつだと思ったが確かによくやって


くれている・・といい評価をしてくださいます。


でもここからがホステスにとってその力がためされるのだと


私は思います。


ここから大きく分けて二つに分かれます。


・お客様と長くおつきあいすることが多いホステス


・ある程度でお客様が離れたり疎遠になっていくホステス


もちろんお客様側に何かの事情等があったり、いろいろな


ケースがあるでしょうがホステスの接客・・という点では


この二つに分かれると思います。


なぜ二つに分かれるのか・・私は大きな原因の一つは


一言で言えば「油断」ではないかと思います。


もちろんホステスとしての資質がなかった・・などは論外


ですが・・。


この「油断」、これは私からみて知らず知らずにおこって


しまうほんとうに怖いものです。


最初の時の、「このお客様を大切にしょう、頑張ろう・・」という


気持ちはなくしていないつもりでも、お客様に慣れ親しんで


可愛がってもらったりしていると、「油断」は忍び寄って


きます。


この「油断」はホステスは自覚していないが、お客様は


しっかりと感じていらっしゃる・・という始末の悪いものです。


同じようにしているつもりでも、「慣れ」とは怖いものです。


慣れ親しむ内に、言葉使い、態度、甘え等々などが、


お客様から見たら悪い方向に向かっていることを


だめなホステスは気づきません。


できるホステスは、言葉使い、態度、甘え等々についても


確かにお客様と親しくなると変化してくるのですが


ちゃんとけじめをつけており、上手にお客様をみています。


私が偉そうなことを書ける立場ではないのですが、


私は幸いお客様からもいろいろなことをよく教えていただく


機会があり、なるほど・・と感じることも多いです。


両面からみて考える・・というのはほんとに自分のために


なると思います。


忍び寄る「油断」に気がつかない・・ということのないよう、


時々自分を見つめなおしてみる・・という意識が必要なの


ではないでしょうか。

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