お姉さんの教え・・ | 祇園ホステス ミチルの日記

お姉さんの教え・・

この業界で頑張ってるホステスさん。


皆さん大なり小なり、勤めだした時はいろいろなことを
先輩のホステスさんに教わったのではないでしょうか。


私は最初の3年間くらいの間に、すごく可愛がって
いただいたお姉さんが3人いました。


3人とも仕事ができる上にすごくいい方達でした。
私が祇園で生きていくために大事なことをたくさん
教えていただきました。


今日はその中でも魅力ある女性になるために、そして
お客様に好印象を持っていただくために教わったことを
具体的に紹介させていただきます。


同業の方には当たり前・・と言われるかもしれませんが。


まず最初は


【座っている時の姿勢】


これはもう当たり前のことなのですが、背筋をピンと
伸ばさないといけない・・とうるさいほど言われたものです。

最初のうちは意識していないと、微妙に背中が丸く
なったりします。


当時のお姉さん達の姿勢は確かにすごくきれいでした。

今は新人のホステスさんはしっかりと教えてもらえない
ことも多いので丸まってる?ホステスさんがたまにいます。
本人はわからないでしょうが、はっきり言って魅力が
ありません。


【指先に神経を】


バレエをなさってる方の写真とかをみると、指先が非常に
きれいですごく決まってみえますね。
手のひらの真ん中に神経を集中させなさい・・と教えられ
ました。
私は手のひらの真ん中で百円玉をつかんでいるような
イメージを意識して実行しました。
より優雅な女性らしくなると思いますよ。


【優雅な色気を】


色気を安売りしてはいけません。
たくさん露出したがるホステスさんがいますが、それは
へたをすると安っぽくなりかねません。
胸なら胸、足なら足、ポイントを決めなさい・・と
教えられました。


【視線を感じる】


お客様は常にあなたを見ていると思いなさい。
それを常に意識することが大事です。
仕事がはじまったら、仕事が終わるまでは女優です。
常にカメラがまわっていると思いなさい。
そう意識していれば、優雅さはくずれない。


お見送りでもお客様が見えなくなるまでは、見られて
いると思いなさい。
お客様がもし振り返った時、ホステス同士でしゃべって
いるようではだめです。
最後の最後まで油断しないこと。
と教えられました。


確かにスタッフとホステスがお店の中で会話している時
とか、きつい顔をしているホステスさんとかがよくいます。
お客さんは見ていますよね。


【ここ!という時の笑顔を持ちなさい】


ほんとうにうれしい、ほんとうにありがたい・・と思った時、
ほんとにすごく喜んでいる・・とお客様が思ってくれる
笑顔を持ちなさい・・と教えられました。


相手がほんとに喜んでいる顔を見るのはすごくうれしいもの
です。お客様はあなたのここ一番の笑顔を見て、きっと
味方になってやろうと思ってくれます。


長くなりました、今日の趣旨とははずれますが、最後に
すぐにさわってくるお客様の防御策も教えてもらいました。


1.お客様がさわってくる手をにぎってしまいなさい。
  にぎりながら会話をすること。

2.お客様の太ももに手をおいてしゃべりなさい。
  
ホステス側から我慢できる範囲で攻撃的になることで
お客様は受身になることが多い・・ということです。


これは私もいまだに実践しており、効果はあります。

今日書いたことは、お姉さん達から教わったことの
ほんの一部です。


またあらためてご紹介したいと思います。


テクニックはたくさん教わりましたが、私自身の心も
磨かねば意味がないかもしれません(笑)。