お客様によって・・営業同伴編 | 祇園ホステス ミチルの日記

お客様によって・・営業同伴編


ホステスにとっては日常茶飯事の営業同伴。


私も、ここ!という時にはお願いすることがあります。


ここで大事な事はお客様の目線で・・ということです。


お客様に営業をかけて同伴していただくことになった。
これで仕事をしたとほっとしてしまうことがあります。

ここでほっとしてしまっては、あとは普通の・・
いつも通りの接客になってしまいます。


いつも通りでもちゃんとしてたらいいのでは・・と
思いがちですが、ここに落とし穴があるケースが
あるのです。


そう、お客様の目線、お客様の気持ちです。


営業同伴・・の名前の通り、この同伴はホステスが
無理を言って来ていただけることになった同伴です。


お客様は忙しいスケジュールをやりくりしてその
ホステスのために時間を割いてくださったのかも
しれません。


他のお店のお誘いを断ってそのホステスの顔を
立ててくださったのかもしれません。


当然、お客様はそのホステスのために


・無理をして時間を作ってやった
・いいお客様になってやった


少し言葉は悪いですがこのような感情を持って
同伴されている可能性があります。


ホステスはそれを意識していないと、失敗したり、
知らない間にお客様の感情を損ねていたり・・という
まずい結果が待っていることがあるのです。


これでは次に結びつかなかったり、お店から遠のいたり、
最悪はホステスがなぜか理解していない・・というケース
ですね。


具体的にはどのようなことがあるのでしょう。


1.ホステスはもう普通の同伴の感覚になっており、
  無理をお願いした・・という感謝の気持ちが見えない。


2.お店に入っても、接客もそこそこに違うテーブルに
  行ってしまい戻ってこない。
  (お客様は同伴してしまえば、ほったらかしか・・
   というような感情を持たれます。)


3.お礼メールは来たが、いつもの当たり前のような
  メール。


等々が考えられますが、要はお客様の「無理をして」
「予定を変更して」などのお客様の「してあげた」という
感情が消化されずに終わってしまった・・ということが
問題です。


お客様のその時の感情を少しでも理解していれば
簡単に防げるミスをしてしまうのです。


こういうのって、私達が思っているよりきっとお客様の
不快感は大きいのだろうと思います。


これでは本当の良いお客様にはなってもらえませんね。


「お客様の目線」・・いつも心の中で意識していたいと
思います。