お客様の気持ちを読む | 祇園ホステス ミチルの日記

お客様の気持ちを読む


いつもお世話になっているお客様方。


当然気心も知れていますし接客も心得ています。


でも、お客様の気持ちはいつも「同じ」ではありません。


いいことがあってすごくうれしい時もあるでしょうし、


いやなことがあって心が暗い時もあるでしょう。


体調があまりすぐれないのに、約束の同伴に来て
いただいていることもあるでしょう。


言葉に出していただければわかりますが、表には
出さないお客様もたくさんいらっしゃいます。


それに気づくことが出来るのはいつも応対させていただいている
担当のホステスだと思うのです。


会話の中での表情の変化、お酒の飲み方、たばこの吸い方、
いろいろチェックできることはあります。


なかなかむずかしいのでは・・と思われるかもしれませんが
私は最初の15分くらいの間に、その日のお客様の状態を
さぐる・・・ということは意識するようにしています。


そして何か気づいた事があれば心配りをする・・


何がいいたいのか・・私が今日言いたいのは
いつもお世話になっているお客様に対する接客が
ワンパターン化していないか・・・ということです。


お客様もいつも同じ料理では飽きてきますよね。


ホステスは自分自身を商品としてお客様に売り込んでいます。


お客様が「いつも同じような接客だな」と感じてしまうのは
極端な言い方ですが機械的な仕事をされている・・と
感じる・・ということになるのではないでしょうか。


もちろん私達は仕事をしているのですが・・その中に
「気持ち」をお客様に感じていただくことが出来たなら
長いおつきあいをしてもらえるかもしれません。


日々の仕事をこなすのが精一杯でどうしても流されやすい
仕事ですが、「いい仕事をする」という意識を失わないよう
頑張りたいものですね。