誕生日の営業メール | 祇園ホステス ミチルの日記

誕生日の営業メール

ホステスは自分の誕生日は大切なイベントです。


たくさんのお客様に来ていただけるか、売上が上るのか、


たくさんのお花がくるのか、内心心配するものです。


誕生日が近づくと、担当のお客様や懇意にしていただいている


お客様に営業をかけます。


ここまでは当たり前のことなのですが、最近、特に若い


ホステスの誕生日の営業メールに対するお客様からの


お叱りを耳にすることがあります。


私とお客様との会話です。


「ミチル、お店のW子ちゃんは来週誕生日みたいだね。」


「あら、よくご存知ですね。」


「ああ、昨日W子ちゃんからメールが来たんだよ。」


「え、そうなんですか?」


「うん、誕生日なんでお花を贈ってほしいってメールだよ。」


「・・・・・・」


「私はW子ちゃんとは今年になって一度も席で話したことも


 ないし、普段メールのやりとりなんてないんだよ。」


「誕生日の営業を頑張るのはいいが、メールアドレスを


 知っているからといって、つきあいのないお客さんにまで


 無差別にお願いするのはちょっと品位に欠けるね。」


「はい・・その通りだと思います・・・。」

このような会話でした。


このお客様は、私はもちろん、ママやチーママ、仲のいい


ホステスの誕生日には必ずお店に来ていただいたり、


お花を忘れずに贈ってくださいます。

問題はこのお客様に対して仕事もしていないホステスが


「お花を贈ってください」というようなお願いをいきなり


メールでしたことです。


お客様からすれば、このようなメールが来たこと自体が


不快でしょうし、このホステスの誕生日にお店に顔を


出すことも不快でしょう。

やはり、お客様に対していいお仕事をして、仲良くして


いただく。そして、上手な甘え方をする。


この順番を間違えると、いいホステスになれないどころか


お店や、担当のホステスに迷惑がかかることもあるかも


しれませんね。

まず、いいお仕事をする。気配りをする。


スタートはこれから始めないと結果はついてこないでしょう。