祇園ホステス ミチルの日記 -8ページ目

お客様の誕生日

今日はPさんのお誕生日です。
(この日記を書いたのはもっと前なので、ほんとの
 今日は誕生日ではありません(笑)。)
以前から同伴のお約束をいただいてたので、
(Pさんのお誕生日なのにありがたいことです。)
午後からバースデープレゼントを買いに四条に
出ました。

Pさんは来店される時はほとんどがスーツです。
仕事帰りなので当たり前といえば当り前です(笑)。
そして、着こなしが上手でダンディー。
はでな色物はほとんどなく、きれいに着こなされて
素敵です。

年に一度か、二度、プライベートで来店されます。
その時は私服姿のPさん。

「Pさん、今日は私服なんですね。めずらしいですね。」
「雰囲気がまた違って素敵です。」
「ありがとう。でも普段はスーツが多いので、仕事着は
 たくさんあるけど、外出用の私服は少ないんだ(笑)。」

この時の会話が頭の中にあり、私服をプレゼント
することに・・。
以前から目をつけていたアルマーニのセーター
シックだけど、色使いがとても良くて、Pさんに似合いそう。
冬もまもなく終わろうとしている時にどうかとは思いましたが
気持ちが入ってる方がきっと喜んでいただけると思い、
購入いたしました。

7時に待ち合わせ、フレンチのお店でまずは
ワインで乾杯。
「Pさん、お誕生日おめでとうございます。」
「誕生日といっても、もうあまりうれしくないけど、
 ありがとう(笑)。」
「Pさん、今日は誕生日のお祝いでクラブを何軒か
 まわるんですか?」
「いや、今夜はミチルの店だけだよ。」
「え、ほかのお店からもたくさんお誘いがあったんじゃ?」
「また次にのぞいた時でいいだろう(笑)」
「今夜はミチルが祝ってくれたらいいよ。」
「いつも楽しく飲ませてくれてありがとう。」

バレンタインの同伴の時もそうでしたが、こういう
うれしいお言葉をいただくと、つい涙腺が緩んでしまう私。
ほんとにこういう時はうれしいものです。

楽しくお食事をして、お店へ。
今夜はPさんのお誕生日ということで、いつもより
女の子もたくさんつきました。
しばらく談笑の後、ママ登場。

「Pさん今夜はおめでとうございます。」
「シャンパンをあけてお祝いしましょう」
「やあ、ママ、ありがとう。」

シャンパンを注ぎ、みんなで乾杯。
「かんぱーい!」{おめでとうございます!」
「Pさん、おめでとう!」とママから誕生日プレゼントが・・
ママのプレゼントはエルメスのネクタイ。
エルメスにしてはPさんに合うようにシックな感じ。
続いては私がプレゼント。
「Pさんが着たら必ず似合うセーターです。少し
 時期はずれ気味ですが、頑張って着てください(笑)」

あと、Pさんに仲良くしてもらってる女の子達が
ブルガリの香水やケーキをプレゼントして、大いに
盛り上がった誕生日となりました。

クラブの常連のお客様の誕生日。
だいたいはこのようなイベントが行なわれます。
私は心をこめてお祝いしているつもりですが、
金銭的にはこのお祝いはお客様にとっては
後々お高くつくことになってしまいます。

お祝いをしてもらった女の子の誕生日には、お店に来て
お祝いをしたり、お花を贈ったり、プレゼントをしたりと
大変です。
ママの誕生日はもっと高くついたりします(笑)。

それでも、ちゃんと来ていただけるお客様。
ほんとに大切に思わないとばちがあたりますよね。
感謝の気持ちは忘れずに持ち続けたいものです。

祇園のお花屋さん

私達の業界、お花屋さんにお花をお願いすることが
異常に多い業界です。

お店の周年のお祝い、ママやホステスさんの誕生日のお祝い。
お店同士、ママ同士、ホステスさん同士、お客様、祇園の
中で毎日たくさんのお花がお花屋さんからお店にやって来ます。
今でこそ不景気でバブルの頃より少なくなりましたが、
その量たるや、他の業界の比ではないのではないでしょうか。

銀座となると、祇園よりもっとたくさんのお花が毎夜動いている
ことと思います。

このため、祇園には普通よりお花屋さんの数が多いです。
需要と供給の論理で当然の事ですよね。

お花屋さんは電話一本でメッセージや名前を書いて
お店に届けてくれます。
私もずっと祇園のお店やホステスさんはお得意様だから
サービスしてくれているんだなと思っていました。

ママやホステスさんの誕生日に届けられるお花・・・
美しく豪華です。

でもある時、私の大事なお客様からいただいたお花は
他のお花と少し感じが違っていました。
表現はむずかしいですが、他のお花より少し高価に
見えるのです。そう、気品があるのです。

もちろん高いお金を出せば豪華になるのは当たり前
なのですが、なんとなく違うのです。

私は思い切ってお客様にお聞きしました。
「Nさん、綺麗なお花をありがとうございました。」
「Nさんからいただいたお花は何かほかと雰囲気が
 違いますね。きっちりとしてて豪華です。」

するとNさんはそうだろう・・とばかりお話を始められました。

「祇園の花屋はだまっていてもたくさんの花の注文が
 あるから、競争原理が働いてないんだよ。」

「今は、価格破壊とか言われ、デフレの世の中になって
 いるのに、祇園の花屋は価格の見直しもせず、しっかり
 利益を得ている。そう、あぐらをかいているんだよ。」

「だから私は祇園の花屋では頼まないことにしているよ。」

「いつも花を頼む時は、祇園じゃなく*****にある花屋さんに
 電話で頼んでいるんだ」

「そのお店なら、多少祇園から離れていても、ちゃんと無料で
 指定した日、時間に届けてくれる。」

「そして、祇園の他の花に負けないような花を作ってくれるんだ。」
「同じ値段でもだいぶ値打ちが違うよ。」

「祇園のお店やホステスさんは、見ていると、花は
 まず祇園で頼んでいるね。薬だってそうだ、祇園の
 中で売っているものは結構高いのが多いよ。」

「まあ、じゃまくさいというのあるだろうけど、花は
 結構高くつくからね。私なんかでも電話一本で配達
 してくれるんだから、祇園で頼むのと労力は
 かわらないよ。」

このお客様の言葉を聞いて、すごく「なるほど・・」と
考えさせられてしまいました。

私達は祇園の中にいて、外側から見ることをあまり
していないのでは・・と感じました。

祇園のお花屋さんの悪口を言いたかったのではありません。
私達祇園のお店で日々行なっているサービス、接客、
その他すべてのことに対して何か流されてしまって
気づいていないことがあるのでは・・と考えさせられました。

昨日の携帯電話・・・でも書きましたが、問題意識を持つ、
ということは重要なのですね。

携帯が普及しだした頃のお話

携帯電話が普及し始めた頃、
私はメールの先駆者でした(笑)。
お客様は年配の方が多いので、携帯を持って
いらっしゃる方はまだちらほら・・。
メールなど「何だそれは?」と言われる事の方が
多かった。

その当時のママと私の会話。
「ママこれからはメールの時代がやってきますよ。」
「私達の業界にとってはすごい武器になるかも
 しれませんよ。」
「メール?私は携帯も持ってないし、打ち方さえも
 知らないわ。」
「うちのお客様はメールなんてしないわよ。」

軽く一蹴されてしまいました。
他のホステスさんの反応もいまいち・・・・。

そこで私は一人で実践することにしました。
まず、接客したら携帯電話の話題を一度は振って見る。
持っておられないなら仕方がないですが、持っておられた
場合はメールがおできになるかを確認。

確率は低かったのですが、地道にメルアドを交換した
お客様の件数が増えていきました。
今でこそ皆さんがやっておられることですが、
当時はその効果は私にとって衝撃的なものでした。

そのころの意思伝達手段と言えば、電話か手紙しかなく、
会社にはなかなか営業できるものではありません。
携帯電話でも電話はやはりしにくいものです。
手紙では即効力のある営業など出来るはずもなく・・。

そうです。携帯メールの出現で、はじめてあまり気兼ね
することなく、しかも、すぐに意思を伝達する手段を
得ることができたのです。

おかげで私のお客様で、携帯メールのできる方とは
おたがいの情報交換が密になり、同伴のスケジュール
調整もどんどんうまく行くようになりました。
味を占めた私はお客様に「私とメールしませんか?」
攻撃を展開。
たくさんのお客様に携帯電話を買わせてしまいました。
ごめんなさい・・。

また、携帯メールをすることは、お客様も私とのやりとりが
楽しいらしく、いい営業につながったものです。

ママやホステスさんはそういう私を見て、携帯を持って
いなかったママまでが携帯を買い、私に操作方法を
聞いてくるようになったのです。

そう、少なくとも私は、お店の中で携帯メール営業の
先駆けとなったのでした(笑)。

でも他のお店より、早くやりだしたからかわかりませんが、
お店の回転率、成績が確実に上がったのも事実です。

今日は私の自慢話ではありません(笑)。

私達の業界は昔と比べて経営の仕方は変化の少ない
方ではないでしょうか。
時代の変化を少しでも先取りしたり、発想の転換で
思いがけない結果を生むのではないでしょうか。
作られた方法、システムの中で頑張るだけでなく、
日々、問題意識を持って頑張らないといけないと思います。

携帯メールという小さな出来事でも、先取りした値打ちは
確実にあったのですから・・・。

暴れん坊ホステスのアドレス

「暴れん坊ホステス」のアドレスが抜けていました。
http://tokigion-050208-bd.ameblo.jp/  です。
タイトルは「祇園の住人 お水編」です。
ごめんなさい。

暴れん坊ホステス

祇園でお店をオープンされたtokiママのブログで
祇園での失敗?大暴れ?の記事がかいてあります。
私のズッコケ編よりスケールが大きいです(笑)。
是非ごらんになってください。

私はトラックバックは今回初めてでちゃんと出来て
いるのか心配です(笑)。

お金持ちを見分ける・・・

ホステスにもてるには・・・は最初の頃に書きましたが
もう一度整理してみたいと思います。
「もてる」という一言はこの業界の場合、イコール恋愛の
対象・・ということにならないのがくせものです。

反対に、男性のお客様から見て、「もてたい」というのは
どういう意味合いになるのでしょうか?
1.ホステスに人間的にいいお客様・・という人気がほしい。
2.もてるようになり、ホステスをくどきたい。

1.の人気がでればいい・・だけなら次のような事でしょうか。
・楽しく会話ができる。
・べたべた触ってこない。
・多少の無理を聞いてくれる。
・くどかない。
・いばらず、やさしい。
・ケチくさくない。

2.の、くどくため・・・には一目ぼれするような方は別にして、
 ホステスにお客様として上クラスと思わせることが
 必要です。

・よく飲みに出ていると思わせる。
・お金持ちだと思わせる。

要は私を気に入ってくれれば、メリットがある・・とホステスに
思わせないといけません。
ドライなようですが、このあたりに祇園のクラブでの
駆け引きが存在していると思います。

ホステスを長くしているとある程度はお客様を見抜く目が
出来てぃます(つもり?)。
よくママとかに教わるのがお客様の服装や装飾品。

時計については、よく高級ブランドの時計をされた
お客様がいらっしゃいます。
時計は接客時によく目につくものですよね。
だからホステスもお客様も何十万もする高級な時計を
多くの方がしておられます。
ホステスの場合はプライドもしくは見栄ですね。
お客様の場合は、ほんとに時計が好きで高級な時計を
されるお金持ちかもしくは・・やはり見栄でしょう(笑)。
無理してすけいらっしゃる方も多い・・。
ですから時計を判断材料にするな・・と教わりました。

スーツもネクタイもすぐに目に触れるものは絶対視しては
いけないということです。

では何を・・ということになりますが・・。
多くの方はもうおわかりだと思います。
そう「くつ」なのです。

私もママにそう教えられてから、お客様の靴は
注意するようになりました。
ママ言わく、
「お客様もお金持ちに見せたい人は多いのよ。
 時計とかは無理してでも買って見栄を張る方は
 いくらでもいるの。
 無理してる人は目につくところは格好をつける
 けど、靴は何足もいいのはなかなか揃えない
 ものなの。だからいつも靴を注意して見ていなさい。」

それ以来何年間も靴は見るくせがつきましたが、
すべてがそうだとは言い切れませんが、傾向としては
一番効果のあるチェック項目だと思うようになりました。
そう、靴はリトマス試験紙のようなものなのです。

このようなことを書いたからといって、無理して
買う必要はありませんが、ホステスとの駆け引きを
求めていらっしゃるお客様。
靴はきれいに、そして数足そろえましょう(笑)。

でもばかにならない金額を支払って飲みにきていただける
お客様はお店の中では精一杯おもてなしさせていただく
つもりです。
今日の記事はくどきたいお客様専用です(笑)。
悪いイメージを持たれるのは本位ではありませんので
よろしくお願いいたします。

何か「もてるには」・・・が靴だけのお話になってしまった
ような・・・・(笑)。

長くなりましたので中途半端なようですが、この辺で
失礼させていただきます。

ズッコケホステスが・・・

ホステスにもいいホステス・悪いホステスが
います・・ということは今までに何度か
出てきましたが、今日はズッコケホステス
そう、変なホステスを特集してみたいと思います。

ホステス業界もほんとにいろいろな方がいます。
年齢では10代から40代・・・・・
学生さんから主婦、昼間はOLしている人、
離婚暦のある人、ホステスが専業の人、
中には弁護士をめざしてる人までいろいろな方が
います。

これだけの集まりになると、クラブでもすべての
ホステスが優秀でしっかりしている状態にするのは
至難の業です。
お客様には申し訳ないのですが、私達でも
目が点に・・・ということがあります。

1.彼氏は?
ホステスは女優になります。お客様に気に入って
もらおうと努力します。・・そのはずなのですが・・
お客様:「A子ちゃん可愛いねー。気に入ったよー」
A子:「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
お客様:「A子ちゃん彼氏はいるのかい?」
A子:「はい、いますよ!今ラブラブですー」
お客様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私達:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

もうフォローは出来ません・・。
私達が何とか場の雰囲気をかえようとしましたが
すぐには変わらず、しらじらしい会話が・・・・

マネージャーに言ってA子はその席から退場
させました。

A子はほんとのことを正直に言っただけなのです。
でもこの時間・空間ではタブーです。
舞台設定は独身・彼氏なし・募集中がすでにシナリオに
書いてあるのです。
そう、うそをつくのではないのです。
女優が台本通りにしているだけなのです。

基本的に「彼氏がいる」などと言えばお客様はその時点で
そのホステスに興味がなくなるといっていいでしょう。
中には主婦であることをちゃんと言われるホステスさんも
いらっしゃるようですので例外もありますが・・。

ホステスは自分自身を売り込めないと生きてはいけません。
自らお客様が引いてしまわれるようなことはNGですよね。

ということで、お客様は、彼氏がいない・・とホステスが言っても
じっくり見極める目を持ってくださいね(笑)。

あとは解説なしにランダムに出来事だけを書いて見ます。

2.お客様をお呼びしておいてお店を休んだホステス。
  (お店側はそれを知らず、ママは切れて大変)

3.別の店にお客様をお迎えに行って(その時すでに酔っ払い)、
  その店で飲みすぎて大騒ぎして酔いつぶれ、スタッフがお迎え
  に行く羽目に・・・。

4.半分お店の専属のようなコンパニオンの子が、お店に呼んで
  ないのに、お店に出勤し、間違って途中まで働いてしまった。
  (お店も気づかなかった・・・・笑い話)

5.酔っ払ってお店の外に出て裸足で暴走して駆け巡ったホステス。

書き出したらきりがありません(笑)。

お断りしておきますがクラブではこのようなことは決して
日常茶飯事ではありませんよ(笑)。
それと、今日書いたホステスさんは全員がだめなホステスさんでは
ありません。以後更生??してしっかりやっておられるホステスさんは
多いです。

同業の方はもっとたくさんの事件が頭の中に詰まっていることだろうと
思います。
めずらしい事件、信じられないような事件があれば後学のため
教えていただければうれしいです。

私も1度か2度?ちょっとした事件を起こしましたが、すでに刑期を
終え更生しております(笑)。
今度なにかやらかすようなことになれば、この日記で隠さずに
報告いたしますのでよろしくお願いいたします。

お客様を切る・・


昨日の日記に書きましたが、ホステス側からお客様との
おつきあいをやめることがあります。

ホステスは女優になり、いろんなお客様に合わせて
接客するべき・・は、以前に書きました。
その女優であるホステスにとって、お客様の中には
もうこれ以上はお相手できない・・というお客様が
残念ながら確実に出てきます。

ホステスがもうこのお客様はお店でも接客したくないし
外でも会わない・・と決断することを、業界用語で
お客様を「切る」といいます。
まあ、縁を切るの「切る」なんだと思います。

必ずしも切られたお客様が確実に悪いのかというと
そうでない場合もあると思います。
ホステスにも、ちゃんとしたホステスもいますし
悪いいいかげんなホステスもいますから。
もちろん反対にお客様に切られることもよくある
話ですね。

今日はホステスに切られたお客様のパターンを
少し紹介してみます。

ホステスにとっては限られた時間、限られた空間での
擬似恋愛のつもりでも、お客様の中には、このこは
もう私の「彼女」だ・・と勘違いされる方がたまに
いらっしゃいます。
特にプライベートで一度お食事をお付き合いしただけ
なのに・・過激に反応されるお客様。

1.結婚を前提に考えている
  まじめに言っていただけるのは、ありがたいのですが  
  一度両親に会ってくれ、とか近いうちにお店をやめて
  ほしいとか、他のお客様とアフターはするな・・等々
  婚約者のように束縛しようとされるお客様。
  すぐに限界がやってきます。

2.かなり無理してお店に通ってくださる。
  ふたりはすでに交際しているモードになっており、
  私が何をおいても助けてあげる・・と
  同伴や、お店に通いつめて、そのホステスさんが
  席についていないと機嫌が悪くなり、時には怒り出す
  お客様。
  このパターンはお店の従業員もやりにくくなり、当事者
  のホステスさんも気まずい感じになったりします。
  ママに叱られることもあり、それよりもこんなに無理して
  通っていただくと、後が収拾つかなくなるのでは・・と
  すごく不安になります。

3.恋人のようにふるまう。
  お店の中で、私は他の客とは違うんだ・・とばかり
  恋人気取りにふるまうお客様。
  これは説明の必要もないですね。
  そのホステスさんにとって営業妨害以外のなにもの
  でもありません。

4.プライベートの時間を要求する。
  つきあってるんだから・・と休日に会おうと頻繁に
  誘われたり、部屋に入れないと「何で入れない!」と
  怒り出したり、お店を休ませようとしたり・・。

他にもいろいろありますが・・。
それなりにお客様が勘違いされるようなことをしたのでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、そのようなケースがないとはいいませんし、
ホステスが悪いこともあるでしょう。

ただお客様の中には結構、常識で考えるよりはるかに
理解できない行動をとられる方がいらっしゃるのは事実です。

という、この私も最初のころは驚いてカルチャーショック??
を受けてこのお仕事をやめようかよく考えたものです(笑)。

いろいろなパターンを経験し、強く?賢く?なっていくお仕事です。
これからも前向きに頑張りたいと思います。

「愛してる」という言葉は・・

今日もお答えしたい質問をいただいたので、書いてみたい
と思います。

【ご質問の内容】
コメントのタイトル:おはようございます
コメントの全文:
ミチルさん、先日は突然の訪問申し訳ありませんでした。
と、ご返答ありがとうございました。
私は、現在妻子ある46歳ですが、22歳下のクラブのコに
真剣に恋をしています。
そのコとは、殆んど毎週のように同伴したりアフターに
行っています。
お揃いで携帯、ストラップなどを着けてくれたり、
言葉でも「愛してる」 って言ってくれるのですが、未だに
プラトニックラブの関係です。
私もそれなりの地位があるので不倫をする気はないのですが、
相談、確認したいことがあるのです。
体の関係がなくても、彼女の言葉(気持ち)を信じていいものか?
愛って存在するものか?って・・・。

この質問に確実なお答えをするわけにはいきません。
こうかもしれない・・とは感じても、お二人のことを
全く知らない私が断じるにはあまりにリスクが大きいです。

ただお客様を引っ張るために気があるふりをする・・というのは
この業界ではよくある話です。
ぴょんさん(この方)のようなケースで敢えてお客様にとって
最悪のケースは,やはり、擬似恋愛のパターンです。
毎週、同伴していただけるお客様はホステスにとってすごく
いいお客様。
出来る限り手離したくないお客様と言えるでしょう。

本来、ホステスほんとに気にいっていただき、お互いの事も
よく知り、 いいお付き合いが長くできることが理想です。
お客様がおじいちゃんになっても仲がいい・・なんて最高ですね。

でもお客様がホステスに完全に恋愛感情を持たれると話が少し
ややこしくなってきます。
ホステス側も恋愛感情を持っていればいいのですが、
それがない場合 恋愛感情がむき出しになり、
体も望まれるようになってくると、 その気のない
ホステスにとって、そのお客様との付き合いを
継続することがむずかしくなります。

でも、ぴょんさんのように、同伴やアフターでの付き合いで、
しかも 体は望まれない・・・というのなら、ホステスにとって
非常にありがたいお客様ということになるでしょう。

ホステスは「愛してる」という言葉は普通は言いません。
「愛してる」という言葉は体の関係を持ってもいいということと
同じことになりますから。
その言葉を言ってしまい、相手にじゃあホテルへ・・と言われたら
何度も続けて断ることはむずかしいです。
せっかくのお客様でも最後は怒って離れていかれるのでは
ないでしょうか。
そういう意味からも「愛してる」とは簡単には言えない言葉ですね。

ただホステスにもいろいろな方がいます。
私達の普通が通じないホステスもいるので断言できないのです。

ぴょんさんがこのような質問をされるということは、おそらく
「愛してる」という言葉や、おそろいの携帯やストラップという
物での 愛情表現に不審感を持たれているからではないでしょうか?
お客様としてお金をお支払いになる世界だけでの愛情表現は
恋愛とは言えないかもしれません。

反対にお聞きしたいのですが、お互いが恋愛感情を持っているなら
プライベートのおつきあいも当然あるのではと思うのですが、
そのあたりはどうなのでしょうか?
本名や、住んでるところとか、お互いの情報はお客様以上の関係に
なっているのでしょうか?
あと、ぴょんさんが体を求めない理由は何なのでしょうか?

私の個人的な感情抜きで言わせていただけるなら、お互いが
愛してるなら「体を求めて」みてはいかがでしょう。
結論は近いうちにでるのではないでしょうか?
もしホステスさんに引っ張られてるのならこれでわかるのでは
ないかなと思います。

こういうどろどろしたやり方は私も本意ではありませんが、
今の状態でぴょんさんが不信感を持たれているのなら
一番はっきりする方法です。
ぴょんさんも「愛してる」という言葉をホステスさんから
言われてるわけですから体を求めてもいいのではないでしょうか。

ただ、今の状態をこわしたくないとか、楽しんでおられるなら
このままでもいいのですが、それなりの出費をされていることと
思います。
うまくいく、いかないは私の知るところではありませんが、
これが個人的な意見です。
今のお二人の状態を一番良く知ってらっしゃるのはぴょんさん
ご自身です。
一番いいと思われることをなされるのがいいのではないでしょうか。

生意気なこを書いてほんとうにごめんなさい。
ぴょんさんがお幸せになられることを祈っています。

ホステスの携帯での営業

今日は質問をいただいたので私の答えられる範囲で
お答えしたいと思います。

コメントのタイトル:ノルマがあるから?
コメントの全文:
うちの旦那は接待と称してキャバクラ?に月1-2回行きます。
そのせいか「今から来て~」「会いたい~」と写真付でメールが
送られてきます。
非通知でキャバ嬢から電話があり、その時は大事なお
客さんからの電話を待っていたので、うっかり出てしまった事も
あります。
ほんとにやな気分でした。
成績の為に営業熱心なんだなあと思いますが、でもこういうのに
出くわしてしまった家族は、わかっていてもいい気はしませんよねー。
だいたい連絡してくるのは○○木のキャバ嬢みたい・・
大事なお客様とはクラブにも行ったりしているようですが、
そういうとこのホステスさんからはそういったことがありません。
システムの違いですか?
質の違いですか?
少し考えて欲しいなあ。サービス業のプロとして。
子供が携帯をいじったりすることもあるし・・
まあ本人が気をつけろってことなのかもしれないけど

以上のような内容のメッセージをいただきました。

キャバクラとクラブの違いは私も明確には知りませんが、
キャバクラの語源は「キャバレーとクラブ」がいっしょに
なったようなところ・・ということらしいです

あまり詳しいことを書いても意味がないかもしれませんね。
キャバクラに比べて、クラブは落ち着いた高級なお店という
ところだとは思います。
キャバクラもはでに遊べば金額は張るようですけれども・・。

問題の携帯電話の件ですが、
一つは、お店の種類というより、女の子の資質が問題
だと思います。
私の知るかぎり、クラブのホステスさんで非通知でお客様に
電話をする人はいないです。
お客様が、着信時に名前を見られるのがいやで、特別に
非通知を指定されたら別ですが、ちょっと考えられません。
お客様に対して失礼だと思います。

写メ付きの軽口営業はあまりクラブではしないと思います。
キャバクラは若い女の子が多く、お客様の平均年齢も
クラブと比べてかなり若いと思いますので、そういうのりが
お客様との間で受けているのかもしれません。

私の場合、お客様にはまず、「電話はさせていただいても
いいのでしょうか?」いい場合は、「してはいけない時間帯とか
はございますか?」等を確認するようにしています。
もちろんメールの場合も同じです。

最初にもどりますが、女の子の資質の問題の方が大きい
ような気がします。

反対にお聞きしたいのですが、ご主人の使われる携帯は
みなさんも共有しておられるのでしょうか?
それともご自宅の電話・・だと電話する方が論外ですが。

携帯の場合、写メールがよく送られてくるとか、六本木の
キャバからが多いとか、すごくよくご存知なのがよくわかりません。
ご主人は自宅に携帯を放置されてるのでしょうか?

私達ホステスは男性のお客様に来ていただいて
仕事をさせていただいています。
ご家族の方にご不快なことをしようとは決して思いませんし
自分の首をしめることにもなりかねません。
改めて、ちゃんと気配りできるよう心がけたいと思います。